株式会社メロンブックス
- 取り扱い商品
- 書籍・雑誌・個人出版物・CD・BD・ゲーム・グッズ・キャラクター製品
- 取り扱い商品カテゴリ
- エンタメ
- ホビー・レジャー
- 雑貨・家具
- 利用サービス
- Buyee Connect
- メインターゲット国
- 韓国
- 北米
- 中国
- 台湾
1991年設立。個人制作物である同人作品などをはじめとしたサブカルチャー(以下サブカル)商品を専門的に多数取り扱い、取引サークルは1万以上、現在は全国で30を超える店舗を展開するなど市場を牽引する総合書店の株式会社メロンブックス。オタクコンテンツ・エンターテイメントの最前線を走る同社のご担当者様にBuyee Connectご導入のきっかけや導入後の状況について伺いました。
越境ECサービスを利用したブランド/商品/サイト
「メロンブックス通信販売」はメロンブックスとフロマージュの公式通販サイトです。クリエイターから委託販売されたマンガ、イラスト、小説、音楽、ゲームなどの作品のほか、一般書籍やホビー作品、自社グッズ、電子書籍など、多岐に渡るサブカル分野の商品を取り揃えています。株式会社メロンブックスの売上の半数はECサイトからの販売で、海外ユーザーのアクセス比率は約10%です。
導入のポイント
Point
越境ECをはじめようと考えた背景
- もともと海外の愛好家からブラウザの拡張機能や海外転送サービスの利用により購入されていたがチャージバック(代金の支払い拒否)が増加し損失が発生
- 工数をかけずに転送サービスを使わなくても海外から購入できるようにECサイトを整備したい
Point
なぜBuyee Connectにしようと考えたか
- 転送サービスによる購入ではBEENOSグループの転送コムが一番利用されており大手という安心感があった
- 手間やコストをかけずに海外対応ができチャージバックのリスクを引き受けてくれるBuyee Connectが需要にあっていた
Point
実際に開始してからの反響や感想は
- ブラウザの拡張機能で買われていた部分がBuyee Connect導入により3倍に拡大
- ラインセンスなどの関係から海外販売できない商品の購入制御が簡易で便利
導入担当者様からの声
少ない手間やコストで海外対応できて、商品別に制御できる点が需要にマッチ。海外ユーザーが当社の登録をしなくてもよい点もメリット。売上が増加し今後はキャンペーン施策にも意欲
株式会社メロンブックス(以下当社)は1991年に設立し常にチャレンジを続けてきた会社です。同人作品の販売に始まり一般書籍やホビー作品、自社グッズ、電子書籍の販売など、お客様が求めているものは何かを手探りで考え最前線で追い求めています。現在では30を超える店舗を全国で運営し、次世代クリエイターの発掘から支援まで行っており、サブカル専門の小売りとしては大手と言える規模となっています。お客様の年代は20代から40代が多く、性別では男性が多いです。同人作品を扱っているのは当社の特徴ですがマンガだけではなく、イラストや小説、音楽、ゲームなど様々な商品があり、専売品も取り扱っています。一番売上規模の大きい店舗は東京の秋葉原店で、海外からも多数の来場がある年に2回開催されるコミケには当社社員は総出で対応しています。
海外の方向けの販売は、店舗で免税対応しているほか、ECサイトでも外部の海外転送サービス(外国居住の方向けに日本の事業者が代理購入して海外配送するサービス)やブラウザの拡張機能(海外対応していないサイトでも購入できるようにする仕組み)を利用して購入される方が一定数いらっしゃる状況でした。これらを利用すれば仕組み的には海外在住でも日本の商品が日本人と同じように買えるようになりますが、海外転送サービスで購入するユーザーの中には商品や配送の不備などを理由に利用代金の支払いに応じないチャージバックを行い、当社としてはお金も商品も回収できないことで損失が発生するケースが増えていました。これをゼロにするのはなかなか難しいのですが、購入状況から海外のお客様のニーズは認識していましたので、せっかくなら自社サイトを正式に海外対応させたいと考え、複数のサービスを検討し始めたのが1年半ほど前です。海外ユーザーが利用する転送サービスはBEENOSグループで提供している転送コムの利用者が最も多かったことや、大手ならではの安心感が決め手となりBuyee Connectの導入を決め、2023年5月から利用を開始しました。
導入が簡単で運用も手間がないため「海外販売には取り組みたいがリソースは多くは割けない」というもどかしさが解消されました。さらにライセンスグッズを扱う当社では商品の購入制御がしやすい点などもメリットだと感じました。売上の面ではブラウザの拡張機能を使用しなくても自動的にBuyee Connectが立ち上がるようになったことで海外ユーザーの利便性が増し、この部分に関してみれば売上は3倍に拡大しました。海外ユーザーから見れば、わざわざ当社のユーザー登録をしなくてもすむところもメリットだと思います。
利用者は台湾・中国・北米・韓国の4エリアが多いです。オタク文化が成熟しており当社の強みが受け入れられているような印象を持っています。実はサブカル分野では日本発信のものも多く、海外に点在するオタクの皆様の価値観は日本の影響をうけているように思います。例えば、作品自体の一般的な有名さなどを問わず、日本で売れる商品は海外ユーザーにも売れて人気となる傾向があります。購入層も日本とあまり変わらず、以前に行った調査では20代から30代の男性が中心でした。
購入単価は人によりそれぞれですが、大きいところだと2倍くらいの差があります。コミケに参加したことのある方ならお分かりになると思いますが、当社のお客様に限らずオタクの皆様は買い回りをする中でいいなと思ったら次々に買います。そのため販売傾向としてはまとめ買いが多いです。
BuyeeConnectは導入が簡単で海外対応が手間なく実現し、商品ごとの制御も可能で売上も上がっているのでこれからも利用を続けていきたいです。今後はキャンペーン施策などにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
INTERVIEWEE
通販DL事業部
猪股 敦
角田 翔
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